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2026/01/21

お知らせ

【1月21日発表】beyerdynamicが、プロフェッショナル向け スタジオヘッドフォンの無料拡張プラグイン 「HEADPHONE LAB」を発表

1924年にベルリンで創業し、2024年に100周年を迎えたbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は、ドイツ・ハイルブロンを拠点に、常に革新とクラフトマンシップを両立させた音響機器を生み出してきました。

同社が2026年1月21日 午後11:00にbeyerdynamicのプロフェッショナル向けスタジオヘッドフォンの拡張プラグイン「HEADPHONE LAB」を発表いたしました。創業100周年を経たbeyerdynamicがリリースする新たな音楽制作のソリューションは、音楽制作におけるワークフローを進化させます。

完璧なスタジオ環境を、あなたのヘッドホンの中に

HEADPHONE LABは、音響処理された部屋がなくても、正確なミキシングとマスタリングを実現。本ソフトウェアは、同社の業界をリードするスタジオヘッドフォン・ラインナップに、ソフトウェアベースのリファレンス・スタジオ環境を提供します。

主な特長

1. ヘッドフォンによるプロフェッショナルなミキシング/マスタリング

音響処理されていない作業環境でも、信頼性の高いミキシング判断を可能にする高品質スタジオ環境のリアルなシミュレーション。

2. リファレンスレベルへのサウンドキャリブレーション

科学的に開発されたスタジオサウンドプロファイルに基づき、beyerdynamicスタジオヘッドフォンを最適化。FACTORY CALIBRATIONでは、個々の製品の製造時測定データを使用し、高精度な補正を実現。

3. ヘッドフォンで自然なスピーカーサウンドを再現

製造時の測定データを使用し、あなたの手元にある個体そのものの周波数特性を補正。素材や製造工程による微細な個体差をゼロにし、究極の精度を提供します。


スタジオヘッドフォンを基盤に、ソフトウェアで可能性を拡張

現在、多くのクリエイターがベッドルームやアパート、自宅スタジオで制作を行っています。しかし、高品質なスタジオモニター、サブウーファー、音響処理を備えたプロフェッショナルな環境は、スペースやコストの面で導入が難しいのが現実です。一方で、さまざまな再生環境で通用する楽曲制作への要求は高まっています。 HEADPHONE LABは、こうしたニーズに応えるために開発されました。beyerdynamicのスタジオヘッドフォンを最適化し、設置環境や機材構成に左右されることなく、正確なミキシングとマスタリングを可能にします。 本プラグインは以下の2つの主要機能を統合しています。

・ミキシング用リファレンスプロファイルへのヘッドフォン音質キャリブレーション

・リアルなスタジオ環境を再現するための基盤構築

これにより、部屋の音響処理や追加ハードウェア、高価なモニターシステムを必要とせず、ヘッドフォンのみでプロフェッショナルな制作が可能になります。


スタジオレベルのトーンの最適化

HEADPHONE LABの中核を成すのが、ミキシング/マスタリング向けの音質最適化機能です。各ヘッドフォンモデル本来の音色特性は維持しつつ、ニュートラルで信頼性の高いバランスへと整えられます。これは、長年の研究開発およびプロフェッショナル・レコーディングスタジオとの協業によって生まれた、独自のスタジオサウンドプロファイルに基づいています。
キャリブレーションには2つの方式があります。

STANDARD CALIBRATION
beyerdynamicの音響エキスパートが定義したリファレンスサンプル(ゴールデンサンプル)を基準に、各ヘッドフォンモデルをスタジオサウンドプロファイルへ補正。

FACTORY CALIBRATION
各ヘッドフォンの製造時測定データに基づいて音質を補正し、素材や製造工程による個体差を補正。ハードウェアとソフトウェア開発の密接な統合を示す、beyerdynamic独自のアプローチです。

STANDARD CALIBRATIONは、beyerdynamicスタジオシリーズのすべてのDTモデルに対応しています。一方、FACTORY CALIBRATIONは現在、以下の一部モデルに限定して提供されます。

・DT 700 PRO X

・DT 900 PRO X

・DT 1770 PRO MK II

・DT 1990 PRO MK II


信頼できる判断のための自然なリスニング体験

正確なミキシングには、信頼できるトーナルバランスが不可欠ですが、最終的にはリアルな空間再現が重要です。ヘッドフォンは左右の耳に独立した信号を送るため、スピーカー再生とは本質的に異なる空間知覚となります。

HEADPHONE LABは、この違いを補正し、beyerdynamicのスタジオヘッドフォン上で高品質なスピーカーシステムのリスニング体験をリアルに再現します。その結果、アーティファクトや位相問題のない、自然で安定した音像と正確な定位を実現します。


作業環境に応じたカスタマイズ機能

HEADPHONE LABには、個々のリスニング特性や空間認識を最適化するためのカスタマイズ機能も搭載されています。

・耳間距離や頭囲を手動入力し、到達時間差を微調整

・仮想スピーカー角度を40°/60°/80°から選択可能

・オプションのルームシミュレーションを有効化し、安定したリファレンス環境を構築

これらの機能により、慣れない環境や理想的とは言えない作業空間でも、信頼性の高い判断が可能になります。

beyerdynamic PRO Audio部門ディレクターのMartin Stahlは次のように述べています。「当社のスタジオヘッドフォンは、何十年にもわたりプロフェッショナルの基準であり続けてきました。HEADPHONE LABによって、その基盤を多機能なソフトウェアで拡張します。従来のスタジオ環境が整えられない状況でも、信頼できるミキシング判断を可能にします。」


製品特徴

HEADPHONE LABはWindowsおよびmacOSに対応し、VST3、AU、AAXの各プラグインフォーマットをサポートします。すべての現行beyerdynamicスタジオヘッドフォンと互換性があり、DAW向けに無料でダウンロード可能です。